畳のお手入れ方法

■掃除機をかけ、固く絞った雑巾か、乾いた雑巾でカラ拭きをしてください。
 (ぬれ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなります)
■掃除機のかけ方は、畳の目に沿ってゆっくりと。
■天気の良い日には、窓を開けて風を通しましょう。
■直射日光は畳表の変色をまねくので出来るだけ避けてください。
■畳の上にはジュータンや上敷きなどを敷かないでください。
 畳の呼吸を妨げカビ、ダニなどが発生する原因となります。
■ピアノや机のような足のある重い物は直に置かないこと。
■できれば年1~2回日干しをオススメします。

イザという時の対処法

焼けコゲをつくった
タバコの様に小さい場合は透明のセロハンテープを貼ってコゲ穴を大きくしない様にする。
畳にカビが生えてしまった
消毒用アルコールを布に浸みこませて拭き取る。
醤油をこぼした
こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉末に吸い取らせ掃除機で処理する。
日焼けをすこし消したい
中性洗剤で固く絞った雑巾で雑巾がけをしてから、酢を混ぜたお湯で拭く。
家具の跡がついた
凹んだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかける。
灯油、おしっこをこぼした
粉末の洗剤・クレンザー・塩・小麦粉等をふりかけ、充分液体を吸い取らせ掃除機で処理し、その後かたく絞った布で何度も拭く。

裏返し・表替・新畳をすすめるポイント

 「裏返し」の時期

表面の、イ草のゴザの部分(畳表)を裏返しにし、縁(へり)の部分も新しくなります。新しい畳を使用してから3年~4年くらいが目安です。

見極めポイント
・畳表が日に焼けて変色してしまった
・少し汚れや傷が付いた etc

 「表替え」の時期

新しい畳も6年~7年ほど使用すると、表面が擦れてきて白っぽくなってきます。落ちない汚れや目立つ傷みがある場合は当然ですが、このように畳の光沢感がなくなってきた場合も、表面のゴザ(畳表)を新しいものと取り替える「表替え」の時期です。畳の中心部分(芯)は再利用しますが、新しい畳表と縁になるため、見た目は新品同様になります。畳表にはたくさんの種類がありますので、見本やカタログを見ながら、予算や趣味、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

見極めポイント
・タバコなどで焦げて穴が開いた
・畳表が毛羽立ってきて寝転ぶと粉が衣服に付く
・コーヒーや水などをこぼした事がある etc

 「新畳」の時期

かなりの年数を経ると(15年~)、変色や傷みもかなりすすんでいるのではないでしょうか。畳の上を歩くとフワフワしたり、畳と畳の間にすき間ができていたら、芯の部分(畳床)が劣化しています。畳の持つ良い機能が低下しているのはもちろん、健康にもよくありませんから、この場合は思い切って新しい畳に取り替えましょう。

見極めポイント
・畳に弾力性がなくなり、凸凹が多く歩くとブカブカする
・畳と畳の間に大きな隙間がある
・畳床が腐ってしまっている
・畳床の糸が切れている
・臭いがする(動物臭、カビ、etc) etc